保活で後悔しない!保育園見学ポイントを徹底解説【見学チェックシートあり!】

出産・子育て

保活(保育園活動)において、保育園見学は非常に重要なステップです。実際の保育環境やスタッフの対応、施設の設備などを自分の目で確認することができます。

この記事では、見学の重要性や準備すべきこと、チェックすべきポイントを徹底解説しています。保活において重要なステップでもあるので、見学に行く前にぜひご覧ください。

保育園見学の重要性とは?保活のなかでも重要なステップ!

保育園見学の重要性とは?保活のなかでも重要なステップ!

なぜ保育園見学が必要なのか

保活見学の重要性を理解するためには、まず保育園見学がなぜ必要なのかを考えることが重要です。

保育園見学は、単に施設の外観や設備を確認するだけでなく、実際に保育士との交流や園の雰囲気を体感する機会を提供します。
これにより、親として安心して子どもを預けることができるかどうかを判断するための重要な情報を得ることができます。

保育園見学を通じて得られる情報

また、保育園見学を通じて得られる情報は多岐にわたります。例えば、園の教育方針や保育内容、日々のスケジュール、食事の提供方法、安全対策など、公式ウェブサイトやパンフレットでは得られない詳細な情報を直接確認することができます。

さらに、保育士や他のスタッフと直接話すことで、園の雰囲気やスタッフの対応の質、子どもたちとのコミュニケーションの様子を実感することができます。

保育園見学の前に準備・確認すること

保育園見学の前に準備することも非常に重要です。見学を最大限に活用するために、事前に幾つかの準備をしておくと良いでしょう。

保育園見学の前に準備・確認すること

見学予約の方法とポイント ~電話・メールなど~

まず、見学予約の方法とポイントについて理解しておきましょう。多くの園では見学の際に事前予約が必要となります。電話やメール、公式ウェブサイトを通じて予約を行いましょう。

予約の際には、見学可能な日時や時間帯を確認し、できるだけ複数の日程を提案するとスムーズに予約が取れます。

いつどのように予約すればいい?電話で予約する際のおすすめ時間帯と事前準備の4つのポイント 

  1. 予約タイミング:最近は公式ウェブサイトを通じてのWeb予約などもありますが、電話予約の場合は、見学したい期間の約1,2週間前に電話で予約をしましょう。
  2. 忙しい時間帯を避ける:保育園の忙しい時間帯はいつでしょうか。特に送迎時間や、昼食時間は忙しいことが多く、予約の電話をするときには、保育園側の忙しい時間帯を避けて適切な時間帯に電話をすることをお勧めします。

    一番のおすすめは午後、園児がお昼寝する時間帯の午後1時から3時前頃。午前中であれば、9時過ぎから11時頃が良いでしょう。この時間帯は園児の登園が終わり、当日のお休み連絡なども落ち着く時間帯です。
  3. よく聞かれる項目をまとめておく:子どもの生年月日と希望クラス(0歳児・1歳児など)・見学したい候補日(3つほど希望日を出しておく)
  4. 確認事項をまとめておく:持ち物・所要時間・見学人数・保育園の入り方(駐車場・駐輪場の有無、ベビーカーOKか)など

保育園見学を避けると良い時期

基本的には、1年間を通して見学OKの保育園が多いですが、見学を避けるとよい時期も考慮してみましょう。

  • 年度末の2月から3月頃:新年度4月に向けた認可保育園の新規入園の手続き時期と重なるため、保育園案内に対応する園長先生や主任保育士の時間確保が難しいケースがあります。
  • 年度始めの4月から5月初旬:新年度で担任の先生が変わり、子どもたちもクラスが変わったりするなど環境が新しくなるため、全体的に慌ただしい時期と重なります。

上記のような時期に見学へ行くと、普段と比べ、騒がしく感じられたり、日常の園生活の様子を見ることが難しい時期でもあります。

5月の後半になってくると、少しずつ子どもたちも環境に慣れ、普段の様子を見ることができるでしょう。

また、夏休みや冬休みなどの長期休暇期間中は、園児が少なく実際の保育風景が見られないこともあります。このような時期を避け、できるだけ平常時に訪れることをお勧めします。

適切な服装とマナー

保育園見学の前に準備・確認すること適切な服装とマナー


見学時の服装は、カジュアルで清潔感のあるものを選びましょう。ただし、デニムなどのカジュアルすぎる服装や露出が多すぎる服装は避けましょう。また動きやすい服装が好まれます。園内は土足禁止であるため、脱ぎ履きのしやすい靴を選び、靴下を着用するのもポイントです。


マナーとしては、見学中は保育活動の妨げにならないよう、静かに行動し、保育士や園児に対して礼儀正しく接することが大切です。また保育園見学として最も多い時期は夏場にあたります。


特に保育園によってはエアコンがあまり効いていない場合や、園児がたくさんいることで熱気を感じ、軽度の熱中症になってしまう場合や、気分を悪くしてしまうこともあります。


お子さんと一緒に行かれる際は、お子さんの暑さ対策も万全にして、脱ぎ着しやすい服装で見学に行くとよいでしょう。

見学時に持参すべき持ち物

見学時には必要な持ち物を忘れずに準備しましょう。
以下に、持参すると便利なものをリストアップします。見学時に持参するべきものについても考えておきましょう。

  • メモ帳とペン:見学中に気になった点や質問したいことをメモするために持参しましょう。後で他の保育園と比較する際にも役立ちます。
  • スリッパまたは上履き:保育園によっては、見学者用のスリッパが用意されていない場合があります。自分用のスリッパを持参すると安心です。 
  • カメラやスマートフォン:施設や掲示物などを写真に収めておくことで、後から見返すことができます。ただし、撮影の前に必ず保育園の許可を得ることを忘れないでください。
  • 飲み物や子どものおやつ:見学が長引いた場合に備えて、子どものための軽食や飲み物を持参しましょう。特に夏場の見学時には水分補給が大切です。ペットボトルや水筒に飲み物を入れて持参しましょう。
  • 質問リスト:事前に調べたことや気になる点をリストアップしておくと、見学中にスムーズに質問できます。本記事では保育園見学時に役立つチェックシートも配布しています!

     事前にこれらの持ち物を準備しておくことで、見学がスムーズに進み、より多くの情報を得ることができます。

    また、見学中に気になる点があれば、その場で質問することをためらわないでください。保育園のスタッフは親切に対応してくれるはずです。
    最後に、見学後にはその日のうちに印象や気づいた点を整理し、他の保育園と比較検討する時間を取りましょう。
    これにより、ご自身やお子さんに最適な保育園を見つける手助けとなります。

いざ保育園見学へ!チェックポイントを解説

いざ保育園見学へ!チェックポイントを解説(見学時に役立つチェックシートも配布!)


保育園見学は、保活を成功させるための重要なステップです。見学を通じて、園の雰囲気や保育方針、施設の設備などを直接確認することができます。

しかし、ただ見学するだけでは不十分です。事前にチェックポイントを把握しておくことで、より効果的な見学が実現できます。

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筆者が実体験に基づいて必要と思った項目をすべて盛り込んでいます。ぜひこちらのチェックシートを用いて、保育園見学時に活用していただけると幸いです。

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▼チェックシートイメージ(以下はサンプルです)

保育園見学チェックシート

事前に把握しておこう ~見学時のチェックポイント~

保育園見学時には、多くの情報を一度に得るため、何を確認すべきかを事前に整理しておくと効率的です。事前にチェック項目をメモして持っていくのも良いかと思われますが、チェックリストを持参することもおすすめです。

例えば、施設・設備のチェック方法や保育方針や教育内容の確認ポイントをリストアップしておくと、見学中に見落としがちな細かい点まで注意を払うことができます。

またネット上で「保育園見学 チェックリスト」と調べると、PDFのチェックリストが出てくることがあるので、事前にダウンロードして持っていくのも良いでしょう。
本記事では見学時のチェックポイントとして大きく4つご紹介します。

  • 園の雰囲気:チェックポイントとしては、子どもたちが楽しそうに過ごしているか、保育士の対応が親切であるか、などです。
    見学時、目の前の子どもたちの表情は実際にお子さんを預けたときにイメージがしやすいポイントなので、実際に園児が笑顔か、担任の先生との距離が近く甘えたりできているか、目が行き届いているかなどチェックするとよいでしょう。
  • 施設の清潔さと安全性:チェックポイントは、トイレや手洗い場などの水回りや、園庭がある保育園では遊具や設備の安全性などです。特に水回りは見るべきポイントです。トイレ回りが汚れていたり、荷物が整理整頓されていないなどもチェックポイントとなるでしょう。
    その他にも空き部屋や棚のなかなどに、おもちゃや道具などが押し込まれていないかなども見ると良いでしょう。
  • 保育士に余裕があるか:一度の見学だけではなかなか判断しにくいポイントでもありますが、重要なポイントの一つとして挙げられる、保育士に余裕があるかです。特に保育士の表情から見ると良いでしょう。
    例えば、子どもと実際に関わっている担任の先生の様子や、その子どもの表情を見ること、また見学している目の前のクラスでは、先生たちも「今見学に来ている保護者に見られている」という意識があるため、少し普段と違う要素がある可能性もあります。

    可能であれば目の前のクラスの様子を見ながら、隣のクラスや少し離れた場所にいる保育士と子どもの様子・表情にも目を向けて、どういう様子か確認すると良いでしょう。
  • 通いやすさ自宅から近いか、通勤ルートで考えるとどういった行動導線になるかを確認しておきましょう。駐車場・駐輪場があるか、またベビーカー置き場があるかなどもチェックポイントです。

これらのチェックポイントを押さえた上で見学をすることで、より具体的なイメージを持ち、適切な保育園選びができるでしょう。ぜひ、時間をかけてじっくりと見学を行い、最適な保育園を見つけてください。

質問リストも考えておこう ~おすすめチェックリスト~

続いて見学時に質問リストを用意しておくと、見逃しがちなポイントも確実に確認できます。以下に、見学時に必ず確認しておきたい質問項目をいくつかご紹介します。

質問リストも考えておこう ~おすすめチェックリスト~


1. 保育方針と教育内容:園の保育方針はどのようなものか、教育プログラムやカリキュラムはどうなっているかなどは、園の特長ともいえる部分なので、事前に公式webサイトから確認しておき、実際足を運んだ際も確認しておきましょう。

2. スタッフの資格と経験:保育士の資格や経験年数やスタッフの配置や人員は十分か、という点も確認しておきましょう。
保育園には、配置基準という子どもの年齢ごとに定められた、最低限必要な保育士の人数が定められています。

以下表を見ていきましょう。

こども家庭庁より出された通知【令和6年度こども家庭庁予算案のポイント(P.8)】によると、1948年以降、76年ぶりに2024年度から4歳・5歳児の配置基準が見直されるとのことで、具体的な見直し内容については、4・5歳児の配置基準が、子ども30人につき保育士1人から、25人につき1人に改正され、また3歳児についても、子ども20人につき保育士1人から、15人につき1人に改正されます。

2025年度以降は、1歳児についても、子ども6人につき保育士1人の配置が見直され、子ども5人につき保育士1人の改正予定で進められています。

認可保育園・認可外保育園ともに、園児の人数に対してクラスに何人の先生が配置されているかも確認しましょう。人数や経験を確かめるときは、具体的に常勤保育士の割合・ベテラン保育士の割合・有資格者でない保育士の割合なども確認しておくと安心でしょう。

子どもの月齢子どもの人数(2023年度まで)子どもの人数(2024年度以降)
0歳児3名3名(変更なし)
1歳児6名5名※2025年度以降
2歳児6名6名(変更なし)
3歳児20名15名
4歳児30名25名
5歳児30名25名

3. 安全対策:園内のセキュリティ対策や、災害時の避難計画や対応策は質問しておきましょう。セキュリティ対策については、実際に見学時、入口などでどのようなセキュリティ対策がされているか確認しましょう。

また災害時はどのような避難計画・対応策になっているか、活動の一つとしてあるお散歩ルートにおいても気になる点はないか確認するのも良いでしょう。

4. 食事とアレルギー対応:給食やおやつの内容、アレルギー対応についても確認しましょう。調理室がどのような環境なのかもチェックポイントです。0歳児入園を検討している場合は特に離乳食の進め方について聞く必要があります。
食材チェック表などを用いて、どの食材であれば園でも提供可能か担任と都度確認することもあるため、チェック表などがあるのかも確認しましょう。

自宅で食材を試していなければ、園でも提供が難しいため、離乳食の進め方については必ず質問しておくポイントです。

5. 保護者とのコミュニケーション: 定期的な保護者会や連絡手段や園からのフィードバック、連絡方法についても確認しておきましょう。保護者参加のイベントが年間を通してどれくらいあるのか、また連絡帳はスマホのアプリなのか紙の連絡帳でのやりとりなのか確認しておきましょう。

スマホの連絡帳の方が通勤中などの隙間時間にも記入や閲覧ができ、一方、紙の連絡帳の方が手書きで暖かみを感じるなどメリット・デメリットはそれぞれ異なります。

6. おむつなどの保護者負担について:園によっては、おむつ持参や洗濯物の負担が異なるため、事前に確認しておくことが重要です。おむつは園で提供されるのか、毎日持参する必要があるのか、また使用済みおむつの処理方法についても確認しておきましょう。

7. 保育時間・保育料金について:保育時間や保育料金についても重要な確認事項です。保育料金については基本料金のほかに、延長保育や特別プログラムの料金が加算される場合があります。これらを事前に把握し、予算に応じた計画を立てることが重要です。

8. 発熱時などの対応:子どもが発熱や体調不良になった場合の対応も確認する必要があります。保育園によっては、お迎えの要請が早い場合や、医療機関への連絡方法が異なることがあります。

どの程度の体温でお迎えの連絡が入るのか、また緊急時の対応マニュアルが整備されているかなどを確認しましょう。
これにより、予期せぬ事態が起きたときにスムーズに対応できるようになります。

9. 慣らし保育期間の目安:慣らし保育は、子どもが新しい環境に徐々に慣れるための大切なステップです。保育園によって慣らし保育の期間や方法が異なります。

具体的には、慣らし保育がどれくらいの期間を要するのか、毎日の保育時間がどのように増えていくのかなどを把握しておくと良いでしょう。

これらの質問を事前に準備し、見学時に確認することで、より具体的な情報を得ることができます。

必ずすべて聞く必要はなく、ご自身、お子さんにとっての保育園に対する優先事項を決め、優先的な項目からより深堀りして聞くと良いでしょう。

保育園見学って何件くらい行けばいいの?

保育園見学って何件くらい行けばいいの?

見学した保育園の数は人それぞれで、気になる園がある分だけ見学すると良いですが、複数の園を比較するために2〜5件程度、見学する方が多いようです。

また認可保育園の他にも、小規模保育園、認可外保育園、認定こども園、地域型保育園などさまざまな種類の保育施設があります。複数の保育施設も見学先として検討するとよいでしょう。

また保活激戦区、待機児童が多い自治区にお住まいの方は、申請時になるべく希望園を多く記入し、申請する必要が出てくる可能性があります。その場合は保育園の選択肢を広げて、無理のない範囲で、より多くの保育園を見学し比較検討するのが良いでしょう。

保育園の種類・保活のスケジュールについては【必読】保活はいつから?保活のキホンと時期・誕生月別スケジュールの記事で詳しく解説しています。これから保活を始める方はこちらの記事も必見です!ぜひご覧ください。

まとめ

保活で後悔しない!保育園見学ポイントを徹底解説【見学チェックシートあり!】

ここまでさまざまなポイントをお伝えしてきましたが、最後に、見学時の自身の印象やフィーリングも大切にしましょう。

実際に足を運び、目で見て、耳で聞いた情報をもとに、直感的に「ここなら安心して預けられる」と感じるかどうかも重要です。
見学後に感じた疑問や不安点をメモしておき、後からしっかりと確認・解消することも忘れずに行いましょう。

保育園見学は、子どもにとって大切な環境を選ぶためにとても重要です。しっかりとチェックポイントを押さえて、納得のいく保育園を見つけましょう。

保育園選びは子どもの将来に大きな影響を与える大切なステップですが、親自身の健康も同じくらい大切です。無理をせず、自分の体調や季節に合わせた対策を講じながら、しっかりと見学を行ってください。

あなたとお子さんにとって適した保育園が見つかることを願っています。

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